酸化亜鉛による酸素.水素反応について240~320℃の温度域で速度論的検討を行なった。反応ガスによる触媒への被毒は認められず,生成する水蒸気の存在は反応速度に影響を与えない。 反応速度は速度式によく適合することを見いだした。ここでk,Kは定数,Ph,Po 水素圧および酸素圧である。また見かけの活性化エネルギー18 kcal/molを得た。
この速度式を説明する反応機構として,酸素および水素の解離吸着点は独立であり,OHとHあるいほOHとOHの表面反応を律速段階とする反応を考えた。
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