1973 年 1973 巻 4 号 p. 658-661
Raneyニッケルによるアセトンの液相水素化に対するアルコール類の添加効果について速度論的検討を行なった。アルコールの添加によるアセトンの水素化速度の変化は次式で表わされる。( AKalCg11- 1+KalCal)
アルコールは水素化の活性点をある割合Aだけ減少させる被毒として作用すると結論した。アルコールによるアセトン水素化速度の定常値ro(1-A)の相違はアルコールによるAの値の相違に基づくものである。
アルコール溶媒時の全アセトン濃度域で成立する水素化速度式を示した。
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