日本化学会誌(化学と工業化学)
Online ISSN : 2185-0925
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無水酢酸と酢酸ナトリウムの存在下における脂環式および脂肪族飽和アルコールとパラホルムアルデヒドとの反応
岸本 孝夫松原 義治
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1975 年 1975 巻 4 号 p. 697-700

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抄録

シクロペンタノール[1],シクロヘキサノール[2],シクロオクタノール[3],n-ヘキサノール[4],2-エチルヘキサノール[5],n-オクタノール[6]および4-メチル-2-ペンタノール[7]などの脂環式および脂肪族飽和アルコールに酢酸ナトリウムの存在下,無水酢酸とパラホルムアルデヒドを加え,加熱しながらかきまぜ,対応するアルキルアセトアセタート[1a]~[7a],アルキルジオキシメチレンアセトアセタート[1b]~[7b]およびアルキルトリオキシメチレンアセトアセタート[1c]~[7c]などの19種の新規付加体を主として精留をくり返し単離し,それらの構造を物理定数,IR,NMRおよびMSによって決定した。[1]~[7]に対する混合物としての収率は25~76%である。

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