1982 年 1982 巻 10 号 p. 1692-1695
各種細菌の発育を強く阻止するアミノ配糖体抗生物質,イスタマィシン(istamycin)AおよびBを生産するStreptomyces tenjimariensis が副成分として生産する2種の擬二糖類を分離し,イスタマィシンX0およびY0と命名した。いずれも弱い抗菌活性を有し,それらの構造がそれぞれ2種の新規な1,4ジアミノシクリトールと2,6-diamino-2,3,4,6-tetradeoxy-D-erthro-hexopyranoseとの配糖体であることを,それらのメタノリシスとスペクトル解析によって決定した。
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