日本化学会誌(化学と工業化学)
Online ISSN : 2185-0925
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イスタマイシンX0およびY0の単離と構造
池田 大四郎宮坂 毅吉田 信堀内 幸生近藤 信一梅沢 浜夫
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1982 年 1982 巻 10 号 p. 1692-1695

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抄録

各種細菌の発育を強く阻止するアミノ配糖体抗生物質,イスタマィシン(istamycin)AおよびBを生産するStreptomyces tenjimariensis が副成分として生産する2種の擬二糖類を分離し,イスタマィシンX0およびY0と命名した。いずれも弱い抗菌活性を有し,それらの構造がそれぞれ2種の新規な1,4ジアミノシクリトールと2,6-diamino-2,3,4,6-tetradeoxy-D-erthro-hexopyranoseとの配糖体であることを,それらのメタノリシスとスペクトル解析によって決定した。

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