1982 年 1982 巻 7 号 p. 1228-1232
O-(3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル)-N,N-ジエチルヒドロキシルアミン〔1〕の種々の金属触媒による相当するナルコールへの接触水素化分徽検討レた。鋤よび雛鋸濃金属とではその水素化分解特性にきわめて特徴的な差のあることが観察された。銅および鉄族触媒ではもっぱらアミノオキシ基の水素化分解が優先し,鉄族触媒では引きつづき生成アルコールのβ,γ-位二重結合め水素化が〔1〕のアミノオキシ基の水素化分解と並行して起こる。相当するアルコールへの選択性はいずれも非常に高く,95%以上であった。貴金属触媒ではもっぱら二重結合の水素化が優先し,〔1〕の二重結合が全部が水素化されてからアミノオキシ基の水素化分解が起こり,テトラヒドロゲラニオールを生成した。テトラヒドロゲラニオールへの選択性はいずれも高い。これらの結果から,〔1〕の触媒への吸着特性について検討した。底
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