1999 年 1999 巻 11 号 p. 733-737
ジクロロメタンを主成分としてこれとエステルとアルコールを含む混合希釈剤からなる混合溶液にセルロース酢酸酪酸工ステルを溶かした溶液をポリ(ビニルアルコール)水溶液に懸濁させた上で,加熱し,ジクロロメタンを除去することにより混合希釈剤を含有するセルロース酢酸酪酸エステル球状粒子を得た。この球状粒子をメタノールで洗浄して混合希釈剤を除去し,引き続きけん化してマクロ細孔セルロースゲルを得た。さらに機械的強度を増すために(クロロメチル)オキシランにより橋かけを行った.橋かけセルロースゲルは水系充填剤として大きな排除限界分子量を有し,耐流速性に優れていることが半糊した。
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