人間ドック (Ningen Dock)
Online ISSN : 2186-5027
Print ISSN : 1880-1021
ISSN-L : 1880-1021
症例報告
器質的大腸疾患がなく,上部消化管造影検査後に直腸穿孔した一例
柏原 貴之水上 泰延
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 31 巻 3 号 p. 486-491

詳細
抄録
 器質的大腸疾患がなく,上部消化管造影検査後に直腸穿孔した一例を経験した.症例は,66歳,女性で,上部消化管造影検査後2日目に腹痛が出現した.大腸内視鏡検査で直腸にバリウム便塊と粘膜の裂創,腹部CT検査ではfree airを認め,直腸穿孔の診断で緊急手術となった.直腸S状部に穿孔を認め,バリウム便塊が嵌頓していた.穿孔部を含めた腸管切除および端々吻合が施行された.術後は経過良好で,術後17日目に退院した.検査後の排便状態やバリウム便塊について,若干の文献的考察を加え報告する.
著者関連情報
© 2016 公益社団法人 日本人間ドック学会
前の記事
feedback
Top