健康医学
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人間ドックによる疾病の発見,看過について
三輪 梅夫
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1997 年 12 巻 2 号 p. 189-193

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抄録
7年間における当院の人間ドックの再受診率,ドックが契機で発見,治療に至った疾病の実態,また,ドック時に看過された可能性のある疾病の実態などについて検討した。
再受診率50%以上の頻度は,4年以上追跡し得た受診者1,138例中227例,19.9%であった。発見看過いずれにおいても悪性新生物がそれぞれ11例,6例と最多を占めた。
人間ドックへの社会的評価が高まっている今日,疾病の早期発見を主軸とする責務の再認識と有機的な活用への対策が急務である
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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