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福永 恵, 佐野 道代, 江部 直子, 八幡 和明
1997 年12 巻2 号 p.
115-118
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
人間ドック後に糖尿病に関して医療機関を紹介された147名についてその後の受診・通院状況を調査した。未受診率は7.2%であり,受診勧奨システムが未受診防止に有効であった。治療中断率は33.1%であり,病識・知識の不足と通院が困難といった社会的要因が中断理由として挙げられた。治療中断防止には,紹介先の選択,糖尿病教育の充実,中断者把握のシステム作りが必要と考えられた。
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石塚 伸夫, 外崎 好洋, 鈴木 千晶, 別所 芙美子, 伊藤 和彦, 島 香端, 巧 好雄, 山岡 真二, 中島 俊一, 永井 修, 笈沼 ...
1997 年12 巻2 号 p.
119-124
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
胃部検査後のバリウム(以下Ba)排泄状態をドック受診者にアンケート調査し,その結果を日常排便状態別にグループ分けし,それぞれのグループにて下剤服用量・服用時間とBa排泄との相互関係を把握した。そしてその結果を受診者に提示し,受診者が下剤服用方法を選択できるよう検討した。
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井上 芳範, 冨田 誠, 後藤 吉孝, 大平 雅斗, 山本 均, 加藤 秀平
1997 年12 巻2 号 p.
125-129
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
ヘリカルCTによって得られる三次元画像を,大腸疾患領域に用いて検討した。自作大腸ファントムのヘリカルCTによる三次元画像については,再現性よく描出可能であった。また大腸ヘリカルCTを施行した受検者の三次元画像と内視鏡所見とを実際に比較した。表面性状の描出に不十分な点が認あられたが,隆起の大きさ,部位,高さについては内視鏡とほぼ同様の所見で描出することが可能であった。
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鈴木 忠次, 宮本 勝美, 飯村 秀, 江橋 敏男, 斉藤 吉史, 和田 光功, 小野 幸雄
1997 年12 巻2 号 p.
130-132
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
老健法による大腸ガン検診マニュアルでは,便潜血陽性者に対する精検方法として全大腸内視鏡検査を理想としているが,内視鏡医の数の問題や処理能力の問題を考えると,まだまだ大腸X線検査に頼るところも大きいかと思われる。そこで,当施設における大腸X線検査の検査成績を振り返り,有用性の検討を行った。その結果,きちんとした精度管理を行うことにより,大腸X線検査単独でも有用であると思われた。
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奥田 順一, 酒井 勉, 落合 淳, 白木 勝彦, 野原 利文, 渡辺 一敏, 堀 育子, 出口 富美子, 井田 和徳
1997 年12 巻2 号 p.
133-136
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
人間ドックでの直接X線検査と当院内科において初回検査としての色素内視鏡検査によって発見された胃癌例を比較した。直接X線検査による早期胃癌発見率は0.14%,内視鏡検査では0.84%であったが,内視鏡治療適応例は内視鏡検査例の37.7%に対し,直接X線検査例では0%であった。今後,患者のQOLの面とともに治療成績の優れる内視鏡治療適応病変の発見のために,人間ドックへの内視鏡検査の導入と新なる直接X線検査の診断能の向上が望まれる。
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山口 啓子, 中尾 富士子, 嶋田 優子, 犬童 めぐみ, 城本 和明
1997 年12 巻2 号 p.
137-139
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
近年,萎縮性胃炎や十二指腸潰瘍,分化型胃癌の発症とヘリコバクター・ピロリ(HP)感染との関連に注目が集められている。
当院人間ドック胃内視鏡実施で有所見者の一部にHP診断法の一つであるウレアーゼテストを実施した。胃,十二指腸潰瘍や,びらん性胃炎の症例では,HP陽性率が高かった。HP陽性者のうち有症状は1名のみであった。
人間ドックの役割の一つに「疾病の早期発見・早期治療」への結びっけが挙げられる。今後,この様な検査の導入が,人間ドック利用者のHP菌や,それに関連する消化器疾患の関心を高めその治療に対する理解をも深める一因になると期待される。
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安野 尚史, 太田 壽城, 張 建国, 石川 和子, 市原 義雄, 横井 正史
1997 年12 巻2 号 p.
140-143
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
正常血圧者および境界域高血圧者のマスター2段階負荷試験における循環反応と4-8年後高血圧発症との関連について検討した。境界域高面圧から高血圧への移行率は28%で正常者の約2倍であった。高血圧の発症は,50,60代の境界型高血圧者で34%であった。高血圧発症群の安静時収縮期血圧・運動負荷前後の収縮期血圧・心拍数の変化は,血圧不変群に比し大きかった。運動負荷時の収縮期血圧と心拍数の応答は,潜在性の高血圧発症素因と深く関わっていると考えられた。
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三枝 昭裕, 三浦 順子, 佐野 順子, 石田 伊砂子, 林 知子, 小野 益輝, 大森 雅久, 太田 眞, 酒井 紀
1997 年12 巻2 号 p.
144-147
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
1994年1年間に半日人間ドックにおいてBrugada型心電図変化を示した者は,総受診者数51,450人中5人(0.01%)で,全例男性であった。平均年齢は51.0歳で,自覚症状を訴えた者はなかった。突然死の家族歴を持っ者が1例みられたが,冠血管危険因子はほとんど認められなかった。
ST上昇のパターンは,1年後の受診時には全例で変化がみられ,今後とも経過を観察する必要があるものと思われた。
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末廣 史恵
1997 年12 巻2 号 p.
148-151
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
当施設を受診し,著者が検診した延べ35,682名(男/女:19,695/15,987名)の被検診者について,甲状腺疾患の発見率を集計した。専門医へ受診するよう指示した率(精査指示率)は3.0%で,そのうち約75%が受診した。精査の結果,甲状腺腫瘍および嚢腫679名,機能充進症41名,機能低下症23名が発見された。甲状腺腫瘍のうち222名が手術を受け,甲状腺癌が85名(男/女:25/60名),良性腫瘍が137名(男/女:42/95名)で,甲状腺癌の発見率は全検診受診者の0.24%(男/女:0.13/0.38%)であった。
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平井 達夫, 龍 浩志, 滝沢 貴昭, 藤井 元彰, 山本 義介, 吉田 守
1997 年12 巻2 号 p.
152-153
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
当Centerでは現在までに約5000症例の脳検診を施行し,受診者の約30%以上に無症侯性脳疾患を認めた。2回目の受診者の内60-70歳代441症例(正常群247,異常群194)について検討し,脳梗塞を含むMRI画像上の1年後の変化および増悪因子について検討した。梗塞巣は大脳皮質下の分水嶺領域や基底核部に多発し,脳幹部については脳橋部に多発する傾向があった。2回目の脳検診にてわずなかMRI画像上の変化が認められた症例は全体では,3.4%(60歳代:3.0%,70歳代:4.5%)であった。また初回検診で正常であった例には1年後で変化が認められた者はなく,60歳代以上の年代で初回に所見ありと判定された受診者の7.7%に変化が認められた。MRI画像上の変化を認めた例は,初回検診で異常と判定された群,高齢者群,危険因子(特に高血圧)を多く持っている群,さらに服薬を行っていない群に認められる傾向があり,積極的な対応が必要と思われる。
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志田 圭三
1997 年12 巻2 号 p.
157-160
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
高齢化社会を反映しドック健診における前立腺検査は順調な進捗をみている。日程としては,大半が1泊2日または日帰りドックに組み込まれている。施設によって偏差がみられるが,受診者の過半数は企業組合からの補助を受けている。前立腺検査への認識が高まってきたたあであろうか,自治体からの補助も全額喧己負担と同程度の頻度でみられている。検査手段については,腫瘍マーカー研究の開発進歩に伴いここ7年間で大きく変遷,PSA測定のみでスクリーニング可能との見解がひろまってきている
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望月 薫子, 山田 輝雄, 小田 福美, 新谷 和夫
1997 年12 巻2 号 p.
161-166
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
当健診センターでは,骨超音波法と骨X線撮影法の2種類の異なった測定法で骨量を測定している。各々の方法から得られた結果と,骨量測定に影響を及ぼすと考えられる3項目(喫煙,コーヒー,閉経)を選んで比較検討を行った。その結果,男女とも加齢に伴い骨量は減少し,特に女性においては喫煙や閉経による影響があることが解った。またコーヒー摂取については,男女とも骨量測定値が増加するという結果を認めた。
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屋代 庫人
1997 年12 巻2 号 p.
167-169
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
ヘルカルCTによる,ブリンクマン指数300以上のハイリスク群(377名)に対して,肺癌の早期発見を目的として施行した。その結果,肺癌は1例も発見されなかった。この理由として,本検討は平均年齢が49歳と若いことが考えられた。平均年齢60歳以上のブリンクマン指数高値を対象とすれば,肺癌の捕そく率を上げられると考えられた。また,ヘリカルCTに単純レントゲン撮影に比べ約10倍の被曝線蚤があることも,人間ドックにおいては考慮しなければならない。
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山田 麻記子, 草間 規子, 小野 幸雄, 神谷 英樹, 武 敏子, 境野 明子
1997 年12 巻2 号 p.
170-171
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
問診質問票をもとにした高脂血症者の食生活内容の検討。正常群,高コレステロール群,低HDLコレステロール群,高LDLコレステロール群,高中性脂肪群の5群に分け,それぞれの食傾向を調べた。
その結果,低HDLコレステロール群で「早食い」「外食」「清涼飲料水」に,高中性脂肪群では,「外食」「麺類」「飲酒」に正常群との間に有意差がみられた。
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江口 泰正, 津留 水城
1997 年12 巻2 号 p.
175-178
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
Y軸,X軸にそれぞれ「体脂肪量比」「LBM量比」を指標とした新しい体型分類を行い,各検査データとの関連性を調べた。その結果,Y軸である体脂肪量比の高い体型で有所見者が多い傾向にあった。一方,X軸であるLBM量比の高い体型でも有所見者が多い傾向にある項目もあることがわかった。この体型分類がいくつかの課題をクリアすることによって,新たな評価法を可能とし,今後一般化できるのではないかと思われる。
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船津 和夫, 本間 優, 毛利 恭子, 大川 登, 鬼島 かつ美, 増渕 玲子, 近藤 修二, 濱名 元一, 細野 清士
1997 年12 巻2 号 p.
179-182
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
老人ホーム入居高齢者を80歳未満の高齢群と80歳以上の超高齢群に分け,健診時の一般血液検査値を男女別に統計学的に解析した。各群の検査値には有意差のあるものも認あられたが,高齢者・超高齢者の両群において,これらの検査値はいずれも若年成人の基準値範囲内にあった。以上より,これらの施設に入居中の高齢者の健康管理が適切に行われていることがうかがわれた
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安田 真紀, 若林 良明, 徳永 貴子, 磯部 里美, 澤木 美音, 加藤 秀平
1997 年12 巻2 号 p.
183-185
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
肥満度,体脂肪率と総コレステロール(F-chol)トリグリセライド(TG)との関連性につき検討したところ,血中脂質は,肥満度よりも体脂肪率との間に高い正の相関を認あました。
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神崎 悦子, 古賀 俊逸
1997 年12 巻2 号 p.
185-188
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
人間ドック受診時,要精検と判定されても,仕事の関係や時間の都合等で二次検診の受診率は低く早期対応がおくれやすい現状にある。
今回,ドック健診を機械に,慢性骨髄性白血病を発見し早期治療に結びっいた症例を通して日帰り人間ドックにおいては可能なかぎり検査当日に検査結果が判定できるシステムを構築することが人間ドックのフォローアップ体制の強化(早期発見.早期治療) に重要であると考えられる。
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三輪 梅夫
1997 年12 巻2 号 p.
189-193
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
7年間における当院の人間ドックの再受診率,ドックが契機で発見,治療に至った疾病の実態,また,ドック時に看過された可能性のある疾病の実態などについて検討した。
再受診率50%以上の頻度は,4年以上追跡し得た受診者1,138例中227例,19.9%であった。発見看過いずれにおいても悪性新生物がそれぞれ11例,6例と最多を占めた。
人間ドックへの社会的評価が高まっている今日,疾病の早期発見を主軸とする責務の再認識と有機的な活用への対策が急務である
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加藤 陽子, 藤田 みつ子, 飯尾 治利, 磯部 勝弘, 杉浦 康仁
1997 年12 巻2 号 p.
194-197
発行日: 1997/08/30
公開日: 2012/08/27
ジャーナル
フリー
近年,人間ドックについてオプションコースとして胃かめら検査等を行う事が多くなった。当センターにおいても受診者の声に答える為胃カメラ,大腸ファイバー,脳ドック当のオプションコースを行ってきた。しかし必ずしも稼動率の多いものばかりではないため,これらについて検討を行った。
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