健康医学
Online ISSN : 2186-5019
Print ISSN : 0914-0328
ISSN-L : 0914-0328
ドックにおける総胆管径計測および拡張例の検討
小松 淳子折津 政江
著者情報
キーワード: 総胆管径, 総胆管拡張
ジャーナル フリー

1998 年 13 巻 1 号 p. 53-56

詳細
抄録
総胆管拡張は肝胆膵の病変の早期発見に重要な所見だが,軽度拡張例の評価は難しい。ドック受診者の検討では,総胆管径には性別,年齢体格,他の超音波所見,既往歴が関与した。8mm以上は5.6%で,経過中8%に新たな超音波所見がみつかったが,ほとんどが8-9mmの軽度拡張例であった。ドックでみられる無症候性の軽度拡張例においては,他の超音波所見を見落とさないよう念入りな経過観察を行うことが重要と考える。
著者関連情報
© 公益社団法人 日本人間ドック学会
前の記事 次の記事
feedback
Top