健康医学
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人間ドックにおける胃X線検査写真の遡及的検討
安彦 茂菅原 伸之花田 和夫高橋 和義横山 高広小林 新一三浦 一隆玉川 正志高橋 徹佐藤 理恵真所 弘一
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1998 年 13 巻 2 号 p. 162-165

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抄録
人間ドックにおける上部消化管X線検査に関して,バリウム濃度差による同一人での示現能について検討した。比較検討した造影剤は,160%3種混合粉末,120%単身粉末,120%ゾル製剤で行った。その結果,示現能からみて,160%3種混合粉末が最も良い画質が得られ,120%単身粉末,120%ゾル製剤の順となった。また,区域別示現能では,高濃度バリウムで画質向上は図られたものの,A,M領域に比べてC領域ではどのバリウムでも評価が低く,単にバリウム濃度の問題ばかりではなく,撮影法や撮影体位に関する更なる検討が必要であると考えられた。
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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