人間ドック (Ningen Dock)
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人間ドック・集団検診の免疫学的便潜血検査を契機に診断された炎症性腸疾患の臨床的検討
伊能 崇税蓮沼 桂司松岡 祐之加藤 慶三遠藤 哲也木下 真子福田 和司小方 信二柳沢 孝夫
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2005 年 20 巻 3 号 p. 504-510

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抄録
目的:炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)は,免疫学的便潜血検査(immunological fecal occultblood test:IFOBT)が陽性の健常人に認められることがある.人間ドックや集団検診で,IFOBT陽性を契機に診断されたIBDの臨床的特徴を検討した.方法:過去12年間に当院では,潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)105例,Crohn病(Crohn's disease:CD)39例が診断されている.この中で,大腸がん検診のIFOBT陽性が診断契機であったUC10例,CD3例を対象とし,臨床的活動度,罹患範囲を検討した.UCは,経過観察期間中の内視鏡的罹患範囲の変化も検討した。結果:UC1O例の内訳は,男性6例,女性4例,年齢28-57歳であり,病型は左側大腸炎2例,直腸炎1例,右側・区域性大腸炎7例であった.Truelove-Witts criteriaをスコア化した臨床的活動指数はO-3であった.右側・区域性大腸炎の中では5例が無症状であり,3例が17-40カ月後に全大腸炎へ移行した.CD3例の内訳は。男性1例,女性2例,年齢49-64歳,大腸型2例と無症状の小腸大腸型1例であった.結諭:無症候性IBDが,大腸がん検診のIFOBT陽性者で認められた.右側・区域性大腸炎のUCが多く,経過観察で全大腸炎へと移行した。IFOBT陽性の無症候性BDには,慎重な経過観察が必要であると考えられた.
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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