人間ドック (Ningen Dock)
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人間ドックにおける原発性骨粗鬆症の診断基準に準拠した診断支援コンピュータシステムについて
高松 慶太野村 幸史
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2007 年 22 巻 1 号 p. 7-12

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抄録
目的:人間ドック判定の標準化を目的とし,問診情報と検査結果を統合し,2000年日本骨代謝学会より発表された原発性骨粗鬆症の診断基準に準拠し判定する診断支援コンピュータシステムを構築,運用したので考察を加え報告する.方法:骨密度値,脆弱性骨折の有無,生理の有無,両側卵巣摘出術既往の有無,子宮全摘術既往の有無,年齢の情報を組み合わぜることにより,骨粗鬆症の主たる原因である閉経後骨粗鬆症の有無も含め診断するプログラムを作成した.すでに骨粗鬆症を薬物治療中の場合,骨密度値により治療効果を評価し,セカンドオピニオンするようプログラムした.結果と結論:本システムを利用することによって,人間ドック判定医間,受診者間にバラつきの少ない整合性ある判定が得られる,学会で作成された診断基準に基づき診断論理を作成することにより,その分野に精通しない判定医でもより Evidence Based Medicineに基づいた判定が行え,施設問の標準化も図れる,判定医が診断基準を学習する機会となる,指導文が自動的に印字されるため医師の乱筆乱文が防げる,判定,指導文の記載が自動化されることにより医師業務の省力化が図れるなどの利点が考えられた.
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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