西日本皮膚科
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症例
クリオグロブリン血症
穐山 富雄本多 哲三高橋 勇牟田 隆世岡部 信和
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ジャーナル 認証あり

1977 年 39 巻 2 号 p. 178-182

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抄録

紫紅色斑を主訴とした64才男子にみられたクリオグロブリン血症を報告した。
1) 電気泳動上M-componentが認められ, 骨髄所見では形質細胞の増加(40%)がみられ, 核小体を有するもの, 多核を有するものが混在した。
2) 大量のIgG型クリオグロブリン(680mg/dl)が認められた。
3) 多発性骨髄腫にともなうIgG型クリオグロブリン血症と診断した。

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© 1977 日本皮膚科学会西部支部
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