徳島大学医学部皮膚科教室
1978 年 40 巻 5 号 p. 822-825
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
41才女子, 10年ぐらい前より毎年夏に顔面に自覚症状のない浮腫性紅斑が出没, 本年になり膝関節痛をもきたし, 当科を受診した。検査にて赤沈亢進, 白血球減少, 高γグロブリン血症, RA(2+), LE細胞(+), 抗核抗体(−), 涙腺分泌減少, 耳下腺造影にて慢性耳下腺炎の像を示し, Sjögren症候群を思わせた。紅斑部では螢光抗体法で免疫グロブリンの沈着がみられた。