福岡大学医学部皮膚科教室
1979 年 41 巻 2 号 p. 230-236
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白癬にたいするステロイドの影響を臨床例をもとに報告した。白癬病巣はステロイドによつて, 初期には一過性に炎症症状が減退するが, 拡大し, 非定型的となる。時には深在性白癬となる例もある。報告した深在性白癬は白癬性毛瘡3例, チェルズス禿瘡1例, 白癬性肉芽腫1例であり, 組織学的に白癬性毛瘡, チェルズス禿瘡では毛嚢内に, 白癬性肉芽腫では真皮内に豊富な菌要素がみられた。
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