西日本皮膚科
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症例
顔面播種状粟粒性狼瘡
赤木 理小玉 肇
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1983 年 45 巻 1 号 p. 17-20

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抄録
顔面播種状粟粒性狼瘡(LMDF)の2例を報告した。第1例は7才女児で, 口囲皮膚炎様臨床像を呈した。第2例は, 33才男子で大型の結節として発症した。過去に報告された症例について検討した結果, 年少者のLMDFでは, 口囲皮膚炎様の臨床像をとるものが多いこと, また, 大型の結節を持つLMDFは, 20才台∼30才台の男子に多く見られることが判明した。LMDFの臨床形態と性·年令との関係および疾患概念についても考察を加えた。
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© 1983 日本皮膚科学会西部支部
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