西日本皮膚科
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治療
抗真菌剤KP-363クリームの足白癬に対する臨床効果
—とくに長期観察例について—
堀江 徹也堀江 康治
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1990 年 52 巻 3 号 p. 581-585

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抄録

近年抗真菌剤は飛躍的な進歩を遂げ, きわめて多数の外用薬が繁用されているが, imidazole系薬剤が主流をなしている。しかしimidazole系薬剤の使用法は1日2∼3回を必要とするのに対し, 本剤は1日1回の塗布で既存の抗真菌剤より優れているという報告1)がある。今回本抗真菌剤を足白癬に使用し, 現在までの効果判定基準の第4週日をさらに延長し, 第8週日の効果と比較検討した。その総合的効果は第8週日は第4週日よりきわめて優れた結果を示した。

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© 1990 日本皮膚科学会西部支部
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