富山医科薬科大学医学部皮膚科教室
富山医科薬科大学医学部小児科教室
1990 年 52 巻 6 号 p. 1136-1140
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27歳女子および1ヵ月男児の結節性硬化症の親子例を報告した。母親は典型例。男児例は胎児期より心臓腫瘍, 生後1∼2週で腰部の表面平滑な腫瘤, 生後1ヵ月の頭部CTで石灰化を認めた。皮膚の腫瘤はその後, 典型的ないわゆるなめし皮状を呈するようになつた。男児例においては脳内石灰化, shagreen patchが生後まもなく発見され, 非常に早期に診断できた。さらに成長するにつれ, 本症にみられる他の症状が出現してくる可能性が考えられる。
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