西日本皮膚科
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症例
陰嚢両側に生じたVerruciform Xanthomaの1例
荻野 千晶渡邊 京子勝俣 道夫
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ジャーナル 認証あり

2004 年 66 巻 4 号 p. 350-352

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抄録
76歳の男性。半年前に陰嚢両側に結節があるのに気付いた。陰左側に径15 mm, 右側に12 mmの有茎性で表面顆粒状の暗紅色結節を認めた。病理組織学的に, 乳頭腫状の表皮増殖, 真皮上層に泡沫細胞の集塊と毛細血管の拡張と増生を認め, verruciform xanthomaと診断した。本邦で陰嚢多発例は自験例を含め14例報告されている。
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© 2004 日本皮膚科学会西部支部
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