西日本皮膚科
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症例
輪ゴムが原因であった左第III指DIP関節部絞扼症の1例
立野 裕晶中村 充貴
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2004 年 66 巻 6 号 p. 572-574

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抄録

85歳の女性。内科外来通院中, 左第III指に皮膚潰瘍が出現し, 約1週間処置を続けられていたが, 全く変化が見られないため当科へ紹介受診となった。当科初診時, 左第III指DIP関節部に一致した境界明瞭な全周性の皮膚潰瘍を認めた。眼科用鑷子で潰瘍内部の組織を観察したところ, 輪ゴムが埋没していた。直ちに輪ゴムの摘出除去を行い, その後約3週間で潰瘍は治癒した。

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© 2004 日本皮膚科学会西部支部
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