整形外科と災害外科
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脊椎血管造影術中に生じた一過性皮質盲の症例
前田 勇一中馬 東彦清家 一郎堀内 秀俊
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キーワード: 一過性皮質盲, 血管造影
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2006 年 55 巻 3 号 p. 355-357

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抄録

脊椎腫瘍の術前処置として,腫瘍血管の塞栓術を施行中,一過性皮質盲を生じた症例を経験した.一過性皮質盲に関する過去の報告では,発症直後のCTやMRIで後頭葉に異常像が見受けられた.我々もCTやMRIを施行したが,特記すべき所見は認められなかった.視力は,4病日で元に戻り,4ケ月時も変わらなかった.過去の報告と合わせて,この疾患は自然治癒の可能性が高いと思われた.

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© 2006 西日本整形・災害外科学会
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