大分大学整形外科教室
2009 年 58 巻 4 号 p. 665-667
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咳嗽により発症した腹直筋血腫の1症例を経験したので報告する.症例は77歳男性,糖尿病の既往歴があった.肺炎による激しい咳嗽後に右上腹部の疼痛と腫脹が出現した.超音波検査にて腹壁膿瘍が疑われたが,CTにより腹直筋血腫と診断し得た.保存的加療により症状は軽快した.3カ月後のCTでは血腫は著明に縮小しており,経過は良好である.
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