2011 年 60 巻 2 号 p. 263-265
【目的】当院で行ったMIS-UKAの術後短期成績について検討した.【方法】2005年6月から2007年1月までに当院で行ったMIS-UKA 20膝(男性2例2膝,女性18例18膝)を対象とした.手術時平均年齢は72歳,原疾患は内側型OA 7例7膝,内顆骨壊死13例13膝であった.使用機種は全例Zimmer Uniで検討項目として可動域,JOA score,X線評価,合併症等を調査した.【成績】JOA scoreは,術前平均52.0点が術後平均87.5点に改善,可動域は術前平均122°から術後平均132°へと軽度改善した.FTAは術前平均179°が術後平均175°へと矯正されていた.特記すべき合併症も認めなかった.【考察】当院で行ったMIS-UKAは良好な術後短期成績が得られた.適応を選べば片側型OAや骨壊死に対し有用な手術法であると考える.