整形外科と災害外科
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第3腰神経根障害に対し内視鏡視下に脊柱管内・外側手術を行った1例
平山 雄大藤本 徹瀬井 章谷脇 琢也岡田 龍哉田畑 聖吾湯上 正樹水田 博志
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2013 年 62 巻 4 号 p. 723-725

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抄録

症例:30歳男性,交通事故にて受傷し,腰痛・左大腿部痛を訴え近医に緊急搬送された.MRIにて腰椎椎間板ヘルニアを認め,疼痛強く歩行が困難であったため入院の上6カ月間保存的治療を継続されたが,症状が改善しないために当科に紹介された.当院初診時には,左大腿四頭筋筋力がMMT4-で,左大腿前面に8/10の触覚低下認め,JOA scoreは15点であった.MRIでL2/3左後側型,L3/4左外側型ヘルニアによる左第3腰神経根の圧迫を認め,両高位に対して内視鏡視下ヘルニア摘出術を施行した.術直後より痛みは軽快し,JOA scoreは25点と改善し,日常生活に支障はなくなった.脊柱管内外のヘルニアによる第3腰神経根のダブルクラッシュ症候群に対して内視鏡視下除圧術は有用な方法と考えられた.

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© 2013 西日本整形・災害外科学会
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