整形外科と災害外科
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悪性骨腫瘍の化学療法効果判定におけるFDG-PET/CT画像の有用性の検討
三原 惇史村松 慶一橋本 貴弘富永 康浩瀬戸 信一朗田口 敏彦
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2014 年 63 巻 3 号 p. 656-659

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抄録

【目的】当院における,術前療法・手術が施行された悪性骨腫瘍例に対し,化学療法の治療効果判定におけるFDG-PET/CTの有用性を検討した.【対象・方法】2007年11月から2012年11月までの間に骨肉腫あるいはEwing肉腫と診断され,術前化学療法が施行された7症例を対象とした.術前化学療法前後のFDG-PET/CTのStandard uptake value(SUV)max値,術中病理所見を比較検討した.【結果】7症例中5症例が細胞壊死率90%以上であり,2症例が細胞壊死率50%未満であった.細胞壊死率90%以上群と細胞壊死率90%未満群の化学療法後SUVmaxはそれぞれ5.19と2.10であり,化学療法前後のSUVmax比はそれぞれ65.1%と39.5%であった.【考察】悪性骨腫瘍における化学療法の治療効果の予測にFDG-PET/CTが有用である可能性が示唆された.

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© 2014 西日本整形・災害外科学会
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