抄録
【目的】髄内釘を用いた骨接合術におけるSURESHOTの有用性を検討すること.【対象】当院にて2013年7月から2014年2月にsmith&nephew社のSURESHOTおよびTRIGENを用いた髄内釘手術を行った症例6例.男性2例,女性4例,平均年齢74.7歳(44歳~91歳).上腕骨骨幹部骨折3例,大腿骨骨幹部骨折2例,脛骨骨幹部骨折1例である.【結果】遠位スクリューの挿入ミスや挿入困難な症例はなく,手技的にはスムーズに行えた.【考察】本法では手術時間短縮やスクリュー挿入の正確性の向上,放射線被曝量の減少など,利点は多い.