整形外科と災害外科
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鏡視下足関節外側靭帯修復術における術後疼痛の検討
野田 昌宏吉村 一朗金澤 和貴萩尾 友宣蓑川 創浅野 圭内藤 正俊
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キーワード: 関節鏡, 足関節, 靭帯修復, 疼痛
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2015 年 64 巻 4 号 p. 846-849

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抄録
【はじめに】近年,陳旧性足関節外側靱帯損傷に対する鏡視下足関節外側靭帯修復術の報告が散見される.しかし鏡視下法のopen法に対する優位性については不明確である.今回我々は,鏡視下足関節外側靭帯修復術の術後疼痛について検討した.【方法】陳旧性足関節外側靭帯損傷に対して,鏡視下足関節外側靭帯修復術を施行した7例7足を対象とした.術後疼痛評価法は,Numeric Rating Scale(NRS)とVisual Analog Scale(VAS)を用いた.【結果】平均手術時間は67.8分.麻酔方法は全例,全身麻酔+末梢神経ブロック(大腿神経+坐骨神経).POD 0・1・2・3・5・7の6日間の平均術後疼痛は,NRS 1.07/10・VAS 5.01/100であった.POD 0~7での術後鎮痛剤の使用状況は,7例中3例で全く鎮痛剤を使用しなかった.
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© 2015 西日本整形・災害外科学会
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