整形外科と災害外科
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変形性肩関節症にたいしてBiomet Comprehensive Shoulder Systemを用いてTSAを施行した1症例
野口 貴雄柴田 陽三城島 宏秋吉 祐一郎櫻井 真黒田 大輔中島 圭土井 庸直伊﨑 輝昌三宅 智
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2016 年 65 巻 3 号 p. 505-508

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抄録

全人工肩関節置換術(以下,TSA)は,変形肩関節やリウマチ性肩関節症に対して行われ,人工骨頭置換術と比較して良好な成績が報告されている.TSA術後に見られるglenoid componentと骨との間の早期radiolucent zoneの発生率は25~70%前後と報告されている.この透過像の範囲が拡大すれば関節窩コンポーネントのルースニングが進展すると考えられる.よって,この早期radiolucent zoneの発生率を低下させる目的でセンターポストがポーラスチタン合金製となっているものが開発された.今回我々はBIOME社製comprehensive shoulder systemを用いた症例を経験したので報告する.

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© 2016 西日本整形・災害外科学会
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