整形外科と災害外科
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中高年女性における生涯運動歴の全身身体組成・骨密度に及ぼす影響
―DXA法による測定を含めて―
赤嶺 卓哉安部 孝藤田 英二高井 洋平添嶋 裕嗣藤井 康成中谷 深友紀原村 未来金久 博昭川西 正志福永 哲夫
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2017 年 66 巻 2 号 p. 353-355

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抄録

【はじめに】中高年女性における生涯運動歴の全身身体組成・骨密度(BMD)に及ぼす影響についてDXAを用いて調査し,報告する.【対象と方法】中高年女性61名を,週3時間以上の生涯運動歴を有するA群31名(平均64.0±9.1歳)と平均週3時間未満であるB群30名(平均66.4±8.0歳)とに分け,全例に対しDXAを用いた全身身体組成・BMD測定を行い,両群を比較した.【結果】(1)両群間の全身身体組成では,統計学的に有意な差異を示す項目はなかった.(2)両群間の部位別BMDにおいては,A群の胸椎・腰椎・骨盤・脚部・頭部以外BMDの各平均値は,B群に比しそれぞれ有意な高値を示した(いずれもp<0.05).【考察とまとめ】日間平均約30分以上の様々な生涯的運動の継続は,特に体幹・下肢のBMDの維持に有効であることが示唆された.

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© 2017 西日本整形・災害外科学会
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