整形外科と災害外科
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鎖骨骨幹部骨折に対してプレート固定術を行う際の新しい単純X線撮影法
井上 三四郎村岡 辰彦児玉 博和竹本 翠
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キーワード: 鎖骨, 骨折, プレート
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2019 年 68 巻 1 号 p. 53-55

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抄録

鎖骨骨幹部骨折に対しプレート固定とりわけ上方設置法は,標準術式として確立されている.その術前作図には,単純X線像とメーカーが提供するテンプレートが使用される.当院のルーチン鎖骨2方向は,鎖骨正面像と20度尾頭撮影である.テンプレートにはプレートを正面と真上から見た2方向が印刷されている.このうちプレートを真横から見た像は従来法でテンプレーティング可能であるが,プレートを真横から見た像は不可能である.そこで,50度尾頭像を撮影し,テンプレーティングを行っている.

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© 2019 西日本整形・災害外科学会
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