日本消化器病学会雑誌
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Print ISSN : 0446-6586
症例報告
腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した重複胆嚢の1例
中島 晋福田 賢一郎木ノ下 修永田 啓明古谷 晃伸増山 守
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2009 年 106 巻 1 号 p. 91-97

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抄録

71歳女性.右季肋部痛を訴えて来院.精査の結果,胆嚢結石を合併したBoyden分類H型の重複胆嚢と診断し,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.術後経過は良好で,術後7日目に退院した.重複胆嚢はまれな疾患であり,本邦では自験例を含めて88例の報告があるが,近年では術前に診断される症例が増加している.胆道走行異常に起因する術中胆管損傷を防止するためには,術前に胆道走行の十分な評価を行うことが重要である.

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© 2009 (一財) 日本消化器病学会
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