早期胃癌に併発した胃黄色肉芽腫の1例

合川 公康; 石井 利昌; 野中 康一; 中尾 将光; 石川 恵子; 新井 晋; 喜多 宏人; 宮澤 光男; 小山 勇; 本杉 宇太郎; 伴 慎一

doi:10.11405/nisshoshi.106.1610

症例報告

早期胃癌に併発した胃黄色肉芽腫の1例

合川公康, 石井利昌, 野中康一, 中尾将光, 石川恵子, 新井晋, 喜多宏人, 宮澤光男, 小山勇, 本杉宇太郎, 伴慎一

著者情報

合川公康
埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター
石井利昌
埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター
野中康一
埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター
中尾将光
埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター
石川恵子
埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター
新井晋
埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター
喜多宏人
埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター
宮澤光男
埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター
小山勇
埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター
本杉宇太郎
埼玉医科大学国際医療センター病理診断科
伴慎一
埼玉医科大学国際医療センター病理診断科

キーワード: 黄色肉芽腫, 早期胃癌, 胃粘膜下腫瘍

ジャーナルフリー

2009 年 106 巻 11 号 p. 1610-1615

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.106.1610

詳細

抄録

症例は，67歳の男性．心窩部痛を主訴に来院．CT，上部消化管内視鏡検査で，胃体部後壁に6 cm大の胃，膵に接する腫瘤を2カ所認めた．約2カ月後の再検では既存の腫瘤が縮小していたが，粘膜面に陥凹性病変を認め，低分化腺癌と診断し，幽門側胃切除を施行した．胃後壁は肥厚し，一部は腫瘤状になっており，組織学的精査にて，極めてまれな胃壁内黄色肉芽腫と診断した．

責任著者(Corresponding author)

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