山形市立病院済生館消化器内科
山形大学医学部発達生体防御学講座病理病態学分野
2010 年 107 巻 6 号 p. 923-929
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76歳女性.膵漿液性嚢胞腫瘍で経過観察中,重症急性膵炎を発症した.人工呼吸器管理下に治療を行ったが,第6病日死亡した.病理解剖では,腫瘍内部の出血で主膵管が圧排され,膵炎が惹起された可能性が考えられた.膵漿液性嚢胞腫瘍のほとんどは良性で,画像診断の進歩により,本症と診断され経過観察されている症例が増加している.本症が重症急性膵炎を合併したとの報告はないが,経過観察するにあたり留意すべきと考えられた.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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