術後20年目に再発診断された進行胃癌の1剖検例

河邉 毅; 良永 雅弘; 北村 陽介; 村尾 寛之; 多喜 研太郎; 加来 豊馬; 山下 晋作; 鶴田 悟; 吉河 康二; 酒井 浩徳

doi:10.11405/nisshoshi.108.238

症例報告

術後20年目に再発診断された進行胃癌の1剖検例

河邉毅, 良永雅弘, 北村陽介, 村尾寛之, 多喜研太郎, 加来豊馬, 山下晋作, 鶴田悟, 吉河康二, 酒井浩徳

著者情報

河邉毅
別府医療センター消化器科
良永雅弘
別府医療センター消化器科
北村陽介
別府医療センター消化器科
村尾寛之
別府医療センター消化器科
多喜研太郎
別府医療センター消化器科
加来豊馬
別府医療センター消化器科
山下晋作
別府医療センター消化器科
鶴田悟
別府医療センター消化器科
吉河康二
別府医療センター臨床検査部
酒井浩徳
別府医療センター消化器科

キーワード: 胃癌, 再発

ジャーナルフリー

2011 年 108 巻 2 号 p. 238-244

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.108.238

詳細

抄録

症例は67歳女性．胃癌で幽門側胃切除術（低分化腺癌+印環細胞癌，stage IIIA）施行後，20年目に左頸部リンパ節腫脹を認めて来院し，生検で低分化腺癌+印環細胞癌を認め，胃癌の再発と診断し，化学療法施行．2年後に骨髄抑制，DICを合併し死亡．剖検で，脳以外の全身臓器を検索したが原発巣は認めなかった．本症例は，進行胃癌術後，晩期再発したと考えられた．

責任著者(Corresponding author)

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