群馬大学大学院臓器病態外科学
2011 年 108 巻 8 号 p. 1413-1419
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は26歳,男性.肝腫瘍疑いで近医より当院紹介となった.腹部CTで肝左葉に8×6cmの腫瘤を認め,肝膿瘍を疑った.上部消化管内視鏡で胃小彎に巨大な粘膜下の隆起があり,隆起上に膿汁が流出する潰瘍を認め,膿瘍の穿破と判断した.潰瘍の生検でアメーバ虫体が確認された.膿瘍のドレナージは行わず,メトロニダゾールの内服のみで治癒し得た.胃に穿破したアメーバ性肝膿瘍はまれな疾患であり,文献的考察を加え報告する.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら