帯広厚生病院消化器科
帯広厚生病院臨床病理
2012 年 109 巻 2 号 p. 255-262
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症例は57歳,男性.背景肝に異常をともなわない大きな肝腫瘍があり,肺転移,門脈塞栓,閉塞性黄疸をきたしていた.減黄術後に対症療法を行うも肝不全で死亡した.剖検では肝内側区に12cm大の腫瘍があり,門脈および下大静脈に浸潤,肺,膵頭部に転移巣を認めた.肝腫瘍は,大部分が壊死組織であったが,多核の破骨細胞様巨細胞(OGC)も多数認め,正常肝細胞以外に類洞間に紡錘形,多形の腫瘍細胞浸潤があり,免疫染色により肝OGCTと診断した.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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