日本消化器病学会雑誌
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症例報告
短期間に2度の手術を行った食餌性イレウスの1例
久保田 太輔久保田 雪乃
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2015 年 112 巻 3 号 p. 500-507

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抄録

58歳女性.イレウスで救急搬送来院され,腹部CTで食餌によるイレウスと診断し緊急手術を行った.原因となった歯牙全欠損に対し義歯装着を指導し退院後に作製したが,数カ月間装着せず,初回手術より11カ月後に食餌性イレウスで2回目の手術を施行した.義歯装着後は経過良好で,消化器としての歯の咀嚼能の重要性を再認識した.食餌性イレウスの診断治療には歯牙,義歯,食習慣の確認が重要で,その改善が予防につながる.

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© 2015 (一財) 日本消化器病学会
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