直腸原発の大細胞型神経内分泌細胞癌の1例

武藤 瑞恵; 市來 一彦; 武藤 桃太郎; 石川 千里; 井上 充貴; 青木 貴徳; 橋本 道紀; 稲葉 聡; 山本 雅大

doi:10.11405/nisshoshi.112.683

症例報告

直腸原発の大細胞型神経内分泌細胞癌の1例

武藤瑞恵, 市來一彦, 武藤桃太郎, 石川千里, 井上充貴, 青木貴徳, 橋本道紀, 稲葉聡, 山本雅大

著者情報

キーワード: Large cell neuroendocrine carcinoma（LCNEC）, 大細胞型神経内分泌細胞癌, 大腸

ジャーナルフリー

2015 年 112 巻 4 号 p. 683-689

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.112.683

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抄録

症例は77歳，女性．血便と肛門痛精査目的に下部消化管内視鏡検査を行い，下部直腸に半周性の絨毛状腫瘍を認め，生検でtub1の診断となった．肛門痛と出血が持続し，Miles手術を施行した．病変は表層にadenoma, tub1を認め，その深層にCD56, chromogranin A, synaptophysin陽性の細胞を認め，大細胞型神経内分泌細胞癌の診断となった．極めてまれな症例と考えられ，報告する．

責任著者(Corresponding author)

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