日本消化器病学会雑誌
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Print ISSN : 0446-6586
症例報告
造影超音波内視鏡検査が術前診断に有用であった胆管内乳頭状腫瘍の1例
谷坂 優樹岩野 博俊田場 久美子佐藤 洋子原田 舞子勝倉 暢洋合川 公康宮澤 光男山口 浩良沢 昭銘
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2016 年 113 巻 7 号 p. 1236-1243

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抄録

症例は71歳,男性.黄疸と肝機能障害の精査,加療目的で当科を受診した.造影CT,MRI,ERCPで尾状葉枝原発の胆管内乳頭状腫瘍(IPNB)を疑うも腫瘍部を指摘できなかったため,超音波内視鏡検査(EUS)を施行した.尾状葉枝内に等~高エコーを呈する結節状隆起を認め,造影EUSで同部に一致して造影効果を認めた.造影EUSがIPNBの術前診断,病変の同定に有用であった.

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© 2016 (一財) 日本消化器病学会
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