大腸内視鏡を契機に発症した横隔膜ヘルニアの1例

木村 真規子; 守護 晴彦; 熊谷 将史; 小畑 真介; 杉森 順二; 上藤 聖子; 林 泰生; 米島 學

doi:10.11405/nisshoshi.114.865

症例報告

大腸内視鏡を契機に発症した横隔膜ヘルニアの1例

木村真規子, 守護晴彦, 熊谷将史, 小畑真介, 杉森順二, 上藤聖子, 林泰生, 米島學

著者情報

キーワード: 大腸内視鏡, 横隔膜ヘルニア, 腸閉塞

ジャーナルフリー

2017 年 114 巻 5 号 p. 865-870

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.114.865

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抄録

症例は89歳女性．貧血の精査目的に当院へ紹介となった．消化管精査のために大腸内視鏡を施行したが，検査後2日目より腹痛が出現し，横隔膜ヘルニアによる腸閉塞と診断した．待機的に腹腔鏡下ヘルニア修復術を行った．大腸内視鏡が横隔膜ヘルニアの契機となった報告は非常にまれであり，特に外傷の既往のある症例における内視鏡に際しては本症の可能性を考慮する必要がある．

責任著者(Corresponding author)

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