治療に難渋したstent-stone complexの1例

廣瀬 雄紀; 木下 晃吉; 佐藤 優子; 石本 詩子; 佐藤 雅子; 水野 雄介; 板垣 宗徳; 池田 圭一; 小池 和彦; 猿田 雅之

doi:10.11405/nisshoshi.117.1001

症例報告

治療に難渋したstent-stone complexの1例

廣瀬雄紀, 木下晃吉, 佐藤優子, 石本詩子, 佐藤雅子, 水野雄介, 板垣宗徳, 池田圭一, 小池和彦, 猿田雅之

著者情報

廣瀬雄紀
東京慈恵会医科大学附属第三病院消化器・肝臓内科
木下晃吉
東京慈恵会医科大学附属第三病院消化器・肝臓内科
佐藤優子
東京慈恵会医科大学附属第三病院消化器・肝臓内科
石本詩子
東京慈恵会医科大学附属第三病院消化器・肝臓内科
佐藤雅子
東京慈恵会医科大学附属第三病院消化器・肝臓内科
水野雄介
東京慈恵会医科大学附属第三病院消化器・肝臓内科
板垣宗徳
東京慈恵会医科大学附属第三病院消化器・肝臓内科
池田圭一
東京慈恵会医科大学附属第三病院内視鏡部
小池和彦
東京慈恵会医科大学附属第三病院消化器・肝臓内科
猿田雅之
東京慈恵会医科大学附属病院消化器・肝臓内科

キーワード: stent-stone complex, 総胆管結石, 胆管ステント, 経口胆道鏡, 電気水圧衝撃波結石破砕術

ジャーナルフリー

2020 年 117 巻 11 号 p. 1001-1007

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.117.1001

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抄録

88歳男性．総胆管結石に対する胆管ステント留置の1年2カ月後にstent-stone complexを形成し，胆管炎を繰り返した．内視鏡的乳頭括約筋切開術後にステントを抜去し，残存した結石は鋳型状で治療に難渋したが，経口胆道鏡による電気水圧衝撃波結石破砕術により破砕し，完全に除石しえた．3カ月後に総胆管結石が再発し，可及的な除石と胆管ステント再留置を行った．以後，7カ月間無症状で経過している．

責任著者(Corresponding author)

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