日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
117 巻, 11 号
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今月のテーマ(総論):潰瘍性大腸炎におけるcolitis-associated cancer 診療の現状と今後の展望
  • 畑 啓介, 石原 聡一郎
    2020 年 117 巻 11 号 p. 931-938
    発行日: 2020/11/10
    公開日: 2020/11/10
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    潰瘍性大腸炎患者は大腸癌のハイリスクであることが知られている.大腸内視鏡によるサーベイランスにより早期発見,死亡率の低下が間接的に示されており,現在多くのガイドラインでは全大腸炎型,左側大腸炎型を対象に,罹患8年目からサーベイランス内視鏡を開始することが推奨されている.至適サーベイランス間隔に関してはガイドラインごとに推奨が異なっていて,今後の課題である.癌の可能性が高いと考えられるdysplasiaに対する治療は大腸全摘であるが,最近内視鏡的切除の報告も散見される.現在,厚生労働省難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班においてレジストリ研究が行われており,その結果が期待される.

今月のテーマ(総説):潰瘍性大腸炎におけるcolitis-associated cancer 診療の現状と今後の展望
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