内視鏡的膵•胆管造影に関する研究
1971 年 68 巻 8 号 p. 799-816
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1971 年 68 巻 8 号 p. 799-816
73例に内視鏡的膵, 胆管造影を行ない, 正常例の主膵管, 副膵管, 総胆管の直径および主膵管, 副膵管の長さ, 微細膵管, 腺房造影の際の膵実質の巾を計測統計学的処理を行なつた. 主膵管の走行を上行, 水平, 下行, Sigma の4型に分類し, 主膵管膨大部, 副膵管, 副膵管の ampulla 様 dilatation などの頻度を検討した. 本検査の副作用として約半数に検査後一過性の血清アミラーゼ値の上昇を認めたが急性膵炎の臨床所見を呈したものはなかつた.
膵癌4例, 膵腫瘍1例, 膵の圧排1例, 慢性膵炎3例, 胆嚢結石および総胆管結石4例, 総胆管腫瘍1例, 転移性肝癌1例を診断した.
