日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
胆道系疾患における十二指腸のレ線的臨床的研究
石原 陽一
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1972 年 69 巻 2 号 p. 178-190

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抄録
閉塞性黄疸症例に初めに行なわれているレ線検査は上部消化管レ線検査である点に留意し, 一般レ線検査, Hypotonic duodenogramを中心に, 総胆管結石症, 胆道癌, 胆嚢癌の消化管レ線像について, 十二指腸球部, 十二指腸脚の形態にこれらの病巣が及ぼす影響について検討した.総胆管結石症では, 結石に起因する変化を殆どの症例について認めることが出来た.胆管癌では特長的なものは認めなかつたが, 癌発生の解剖学的位置により, 総胆管に発生した癌では総胆管の拡張に基く, 十二指腸第一部に圧痕像を認めた例がある.胆嚢癌のレ線像としては十二指腸下行脚外側の腫瘤による圧迫像と直線化がみられた.
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