抄録
木更津工業高等専門学校国際交流センターは, 世界各国の教育機関との交流を通じて本校の教育の充実を図る目的で設置され, (1) 海外教育機関との連携, (2) 学生の海外研修の企画立案, (3) 留学生への支援等を主業務としている. その中でも, 学生の海外研修の企画立案では, 海外機関との連携に基づいた本校学生の派遣や提携校学生の受入れを積極的に展開している. 本稿は, COVID-19の影響により4年振りに再開した2023年度SAS校派遣と受入れの実施報告であるが, 派遣形態を男女両学生にした要素も加えたCOVID-19後の新たな派遣事業としての記録という意味で議論の価値があると思われる.