抄録
頚部頚動脈血栓内膜剥離術症例に術前にMRIと頚部超音波法を用い頚動脈狭窄性病変の質的診断を試みた.<症例および方法>頚部頚動脈血栓内膜剥離術をおこなった5症例.3症例では手術前にMRI,5症例では頚部超音波法(B-mode)を行った.手術後に病理組織(HE染色)について検討した.<結果>MRIにてT2weighted image low intensityでは動脈硬化巣に出血を含み,超音波B-modeにてlow densityのものでは平滑筋の増生を主体とした動脈硬化巣であり,B-modeにてhigh intensityのものでは石灰化を中心とした動脈硬化巣であった.