日本農村医学会学術総会抄録集
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第55回日本農村医学会学術総会
セッションID: 2F01
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一般演題
立位膝正面X線撮影時における屈曲角度の検討とその有用性
手術適用変形性膝関節症の早期診断の為に
長谷川 聡洋斎木 誠和田 智文高玉 敬洋木村 栄司中野 秀昭
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抄録

 X線写真による,手術適用内側型OA膝の早期診断を目的に,従来の片脚立位撮影に,30,45,60°の屈曲撮影を加え,検討を行った.結果,全体で41.2%の膝にstageの上昇が見られ,特に立位伸展位でstage_III_であった膝では,76.9%に有意なstageの上昇が見られた.当院ではstage_IV_以上が手術適用であることから,立位伸展位でstage_III_であった膝に対し屈曲撮影を追加することは,手術適用の早期診断の上で有用であると考えられた.また,至適屈曲角度については,3つの角度間に有意差が無かった事,患者の苦痛,簡便性などから,30°屈曲位が望ましいと思われた.

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© 2006 一般社団法人 日本農村医学会
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