【目的】入院患者の療養生活での快適性を保ちながら、照明・空調等の光熱費の支出を抑え、看護職員の経費削減への意識を高める。 【方法】平成21年7月~9月まで、当院の看護職員334名を対象に、1)実施前後に経費削減に関する意識調査(アンケート調査)を実施。アンケート回収率、実施前313名(94%)、実施後310名(93%)。2)巡視チエック用紙を作成し、副師長の指導のもと使用。3)平成20年7月~9月と平成21年7月~9月の電気使用量、重油消費量、平均気温・湿度を比較。4)病室の温度・湿度と不快指数との照合。 【結果】光熱費削減の意識調査では、実施前が意識している259名。実施後291名。光熱費の電力使用量、重油消費量は、どちらも前年の月より減少。病室の温度・湿度と不快指数との関係では3ヶ月間「快適」であった。 【まとめ】看護職員が照明・空調等の適切な管理を行うことで、入院患者の快適性を損なわず、光熱費の支出を抑え経費削減につながった。