日本農村医学会学術総会抄録集
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ISSN-L : 1880-1730
第60回日本農村医学会学術総会
セッションID: 1G-11
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当院におけるPACSシステムの更新と問題点
水谷 弘二松田 盛功東 美加若原 辰也
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キーワード: PACS, 更新
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抄録

【はじめに】最初のPACSが導入され6年が経過し、更新を迎えることになった。今回、当院におけるPACSシステムの更新と問題点を検証したので報告する。
【PACS更新の経緯】画像データの表示格納領域が満杯に近づいた事・DELLのパソコンの保証がきれた事・1000枚以上の画像表示時によくフリーズする事・その他の機能強化
【PACS装置】島津Sim-RadからコニカミノルタI-PACS
【PACS更新時の必要事項】機器の選定・サーバー容量・画像データの移行・レポートの移行・放射線画像以外のデータ等
【問題点】事例(1)画像データ移行に手間取っている。事例(2)他院からのデータが取り込めない。事例(3)撮影後の画像取込に時間がかかる。
【対策】(1)(2)DICOM規約違反の画像の修正。(3)シリーズ毎の格納により改善
【今後の課題】放射線以外の医用画像(内視鏡・超音波画像などの取り扱い)・電子カルテとの連携
【まとめ】今回、初めてのPACS更新を経験したが、5年ごとに更新せざるを得ない現状において、次回の更新時には今回の経験を生かし、スムーズな更新を行えるようにしたい。

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© 2011 一般社団法人 日本農村医学会
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